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年を重ねるとせっかく覚えた事をすぐに忘れてしまうという人へ

記憶力を高めるには、覚えた事を出力する事で、脳が活性化され、忘れにくいと言われているそうです。


また、・・・

・脳は基本的に年齢による衰えはない。

・脳の神経細胞の数は3歳以降はほとんど変わらない。

・海馬(かいば 脳の中の記憶をコントロールする部分)はいくつになっても神経細胞は

 増殖する。


という3つの話を聞くと、「でも、現実に若い人とはまったく違う」という疑問の声が上がるはずです。


パソコンやスマホの操作は、誰に聞くわけでもなく簡単に覚えてしまいます。

しかし、シニアはなかなか若い人と同じにはいきません。


では、脳は衰えない、変わらない、増殖し続けている、というのになぜ若い人とシニアは、操作を覚える事や、覚えても忘れてしまうことに差が生じるのでしょうか?


・集中するための体力が低下している

・視力の低下、視野の低下、手の動きの低下などで、操作時間(触れている時間)が少ない

・若い人とは違い、パソコンやスマホに恐怖心があり、全般に消極的である。

 (やってみたくても心配)(操作ミスにより影響が出ないかということが頭に浮かぶ)


18世紀のフランスの思想家であるジョセフ・ジュベールは、「教えることは二度習うことである」、人に話をすると自分の理解がより一層深まるという事を言っているのでしょう。

まさに、自分の考えも、他人に話をする事で、頭の中で整理され記憶力も確信する気持ちも深まるということです。


脳の活性化で重要な【話す】【聞く】【考える】、そして覚えた事などを脳の中から【出力】することで、年を重ねると低下する部分を補うことが大切です。


パソコンやスマホの操作などを覚えたら、操作の為の考えをまとめて順序良く声に出す。

そして、自分の声を自分の耳で聞く、そして忘れないうちに出力を繰り返すことで、記憶として残りやすくなります。


最後に、学生の頃、憂鬱だった試験は何のためにあるのかを考えてみましょう。


成績評価の為の手段であるとも考えられますが、実は学習で記憶された知識を試験により脳から出力し、より記憶に留めるという大きな目的があったんですね。










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